ニュースリリースNews Release

2015/06/17トピックス
マレーシアにおける物品・サービス税(GST)導入をSAP ERPシステムにより短期間で対応

 ベニックソリューション株式会社は、TOWA株式会社(本社:京都市、代表取締役社長:岡田博和)からの依頼により、マレーシアの新税制である物品・サービス税「GST(Goods and Services Tax)」導入によるシステム変更を、マレーシア現地法人「TOWAM Sdn.Bhd」で稼働中のSAP ERPシステム上で行いました。

 今回のマレーシアでのGST導入は、施行日が2015年4月1日と決定されていながら、税務当局からの詳細な取扱い情報が不足している状況の中で、TOWA株式会社とTOWAM Sdn.Bhdとが一体となって商流分析にもとづく課税パターンの定義、業務プロセスの確立、税務当局より求められている情報システム機能の開発、および既存システム情報の一括移行を考慮し、スムーズに新税制に対応したシステムへの変更を完了することができました。

今回の新税制への対応のポイントは以下のとおりです。

  • TOWA株式会社とTOWAM Sdn.Bhdと現地の税務コンサルタントおよびベニックソリューションが一体となって、グローバル(日本・マレーシア・中国)で稼働中のSAP ERP(グローバル1インスタンス)を他拠点に支障をきたすことなく、予定の期日までにGSTソリューションを導入できたこと。
  • 業務要件の手戻りを防ぎつつ、短納期の対応を行うために、現地において早期のプロトタイピングを実施し、また導入機能の段階的なリリースを行ったこと。
  • 特に、マレーシアGST対応で義務付けられている監査ファイル(GAF)抽出機能については既存機能及びSAP ERPの標準機能を最大限に活用し、税務当局の求めるシステム機能の分析を行い、コンサルタントと密に相談しながら、SAP ERPの機能を活かしたハイパフォーマンスな機能を構築できたこと。

新税制運用開始後、SAP ERPシステムにてGST(物品・サービス税)が請求書、財務諸表等の各種レポートに反映されています。

今後もベニックソリューションは、これまで培ってきましたアプリケーション・インフラの経験を活かしまして、システムの新規構築のみならず、運用支援や税制を含めたシステム変更など、総合的なシステム導入・運用支援サービスを推進していきます。


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