目的別ソリューション
個別原価管理アドオンモジュール
プロジェクト(案件)別損益管理、個別原価管理が必要な業種・業務に適合し、プロジェクト別損益状況の可視化、プロジェクト管理のPDCAサイクルを支援します。
個別原価管理アドオンモジュールの特長
損益管理 |
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実績計上 |
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進行基準 |
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適合する業種
- 工事進行基準が適用される『情報サービス業』・『建設・工事業』
- 個別原価管理が必要な『受注生産型製造業』・『エンジニアリング業』・『その他サービス業』など
個別原価管理が必要となる業務形態
案件ごとに発生する費用を仕掛へ計上、案件の売上計上時に仕掛から売上原価へ振替する業務形態では個別原価管理が必要です。業績管理では案件別の着地見通しの把握も重要です。

機能概要図

個別原価管理アドオンモジュールの概要
1. 管理できるプロジェクトの種類
GRANDITの機能を拡張し、様々な形態のプロジェクトを管理可能にしています。

タイプ | 計上基準 | 処理概要 |
---|---|---|
通常 | 完成基準(一括) | 売上計上月までは仕掛計上。売上計上月に仕掛から売上原価へ振替し、ステータスを完了に変更。以降の費用発生は原価へ計上。 |
完成基準(分割) | 売上計上月までは仕掛計上。売上計上月に仕掛から売上原価への振替。プロジェクト終了予定月(またはそれ以降の月)の売上計上によりステータスを完了に変更。 | |
進行基準 | 設定した決算単位(四半期など)以外の月は仕掛計上し、決算対象月は原価比例法により「進行基準売上」「仕掛→売上原価へ振替」「損失引当」を計上。 | |
間接 | ― | 原価差額を部門以外の単位で把握したい場合には間接プロジェクトを使用して運用。 |
その他 | 資産計上 | 自社の資産製作など。実行中は建設仮勘定へ計上し、終了で建設仮勘定から資産へ振替。 |
研究開発 | 自社の研究開発などのプロジェクトは、期間費用として計上。 | |
実績収集 | 仕掛振替や原価計上を行わず、費用実績を収集するのみ(販売管理費など)。 |
2. プロジェクトの予算・実績・見通しを管理、状況を迅速に把握可能
プロジェクト予算の登録、実績の反映、状況に応じた見込修正の機能を有しています。プロジェクト期間全体、月次や四半期の決算期間など必要に応じた期間指定により予算実績の内容や差異確認が可能です。
実績データについては、ドリルダウンすることにより、明細や伝票にて内容を確認することができます。

3. 工数やレートの管理が可能
プロジェクト別に工数(時間など)が登録できます。工数管理システムなどからのデータ取込も可能です。
実績工数×単価区分の単価=労務費を計算し、プロジェクトへ配賦します。労務費だけではなく、設備などに設定したレートと時間数により、費用をプロジェクトへ配賦することも可能です。

4. 工事進行基準による計上が可能
進捗基準のプロジェクトは、月次・四半期・半期・通期の選択したタイミングで、進捗率に応じて進捗売上が自動で計算されます。進捗売上は承認後に計上されます。

5. 原価管理で発生する仕訳を自動起票
原価管理から発生する仕訳をGRANDIT経理モジュールの仕訳として自動起票します。
「実績工数」「仕掛計上」「売上原価・完成品振替」「進行基準」の4種類の設定が可能です。
6. 帳票やデータ活用のための環境も提供
GRANDITが標準で装備するBIのデータマートへ個別原価アドオンモジュールで発生したデータも格納、ユーザの目的に応じたデータ検索・分析・レポート作成が可能です。オプション機能として原価管理の帳票も利用できます。
帳票開発基盤も提供しており、帳票のカスタマイズや追加が容易に対応できます。

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