オンデマンド配信セミナー
【オンデマンド配信】
海外中小規模拠点を含めたグローバル統合管理とは?
〜効率的に見える化を実現し、経営の意思決定を迅速化!〜
AIやIoT等といったデジタル技術が進化していく中で、多くの日系企業はテクノロジーの活用により、一層の業務効率化や高度化を目指しています。しかし、そのような環境下においても、グローバルでの経営情報の統合管理を実現している企業は少なく、タイムリーな情報把握からの、経営の意思決定の迅速化に苦慮している企業がほとんどです。特に、海外中小拠点管理においては言語の壁や、システムに精通した人員や予算の確保が困難であるという問題があり、一向にテクノロジーの活用が進まないまま非効率的な手作業が多発しているため、タイムリーな情報把握は困難な状況です。
本ウェビナーは、上記のような課題に対し、multibookとGRANDITの活用事例を紹介することで、皆様の業務の一助として活用していただくことを目的として開催しました。
セミナー概要
対象 |
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開催場所 | ZOOMにて配信(PC、スマホ、タブレットより視聴いただけます) |
日時 | いつでもご視聴いただけます |
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ご視聴は無料です。
セミナーレポート
2021年2月10日、「海外中小規模拠点を含めたグローバル統合管理とは?」をテーマに開催したセミナー内容をご紹介します。
動画でのご視聴も可能ですので、フォームに必要情報を入力後、申込ボタンをクリックしてください。
遷移先のページより視聴が開始できます。
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1.講演
「企業のデジタル化、生産性向上に貢献できるERPとは? 業務システムの見直しで、企業はより強くなる!」
(講師:GRANDIT株式会社 製品・サービス営業部 高山 章源 氏)
2.講演
「クラウドソフトで実現!海外拠点からの情報収集の効率化」
(講師:株式会社マルチブック 営業本部 主任 川畑 優太 氏 / ベニックソリューション株式会社 GRANDITソリューションサービス部 副部長 角田 晋一朗)
1.講演:「企業のデジタル化、生産性向上に貢献できるERPとは? 業務システムの見直しで、企業はより強くなる!」
講師:GRANDIT株式会社 製品・サービス営業部 高山 章源 氏
本セッションでは、デジタル化時代に求められる基幹システム像の考察、および進化系ERP GRANDITの取り組みについて、GRANDIT株式会社の高山氏が語りました。
まず、GRANDIT株式会社とGRANDIT事業の紹介です。
GRANDITはコンソーシアム方式を採用しており、ユーザー系情報会社を中核に11社が集結して開発が行われています。コンソーシアムメンバーの中には製造業に強い会社、商社に強い会社など、様々な会社があるため、各社が得意な分野のノウハウを持ち寄り、独自テンプレートの開発・提供などを通じて、あらゆる顧客にフィットするシステムを目指しています。
次に、企業のデジタル化への取り組みについて、JUAS(一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会)の実施したアンケート結果などを参照しながら見ていきました。
JUASが定義する「ビジネスのデジタル化」は、大きく「商品・サービスのデジタル化」と「プロセスのデジタル化」の2つですが、高山氏が焦点を当てたのは「プロセスのデジタル化」です。 アンケート結果を見ると、プロセスのデジタル化による成果を感じている企業は全体の約10%という結果であり、「意外と少ない」状況です。 また、企業の基幹システムに対する期待について見てみると、経営層では、コストの可視化、経営情報の可視化、月次決算の早期化などが上位にきており、テレワーク対応についても高い期待が寄せられています。一方、現場の基幹システムに対する期待は、自社の業務に合っているかがトップです。また、見直しのきっかけは、事業成長にシステムが合わないというものが最も高く、生産性の向上も上位に来ています。
高山氏は、これらの結果を受けて、デジタル化時代に求められる基幹システム像について、考察を進めていきました。 まず従来の基幹システムの課題です。従来の基幹システムには、次のような課題があると言います。
- 部門最適のシステム群となり、全社横断のデータ活用ができない
- 古くなった技術基盤により、外部システムとの連携が難しい
一方で、デジタル化時代の基幹システムとして期待されているのは次のようなシステムだと言います。
- 組織横断の業務データが一元管理され、経営情報の見える化、部門をまたがるコスト分析が可能になる
- データ連携を前提にしたプラットフォームとなり、企業間のスムーズな連携が可能になる
これらを踏まえた上でGRANDITに目を向け、次の通りGRANDITの特長を挙げました。
- 多彩な業務ノウハウを集大成させた次世代コンソーシアム方式
- 基幹業務を超えて全てを統合した比類なきオールインワン
- 幅広い企業規模や業種に対応するすぐれたフレキシビリティ
- 完全WEB-ERPで実現する卓越した操作性と運用性
高山氏は、さらに詳しくGRANDITの特長を解説していきました。
「GRANDITに蓄積されたデータは、経営分析レポートというかたちで可視化されます。直観的にわかりやすく可視化され、迅速な経営判断を可能とします。また、GRANDITで作成したデータの転送や周辺システムで作成されたデータの取り込みなど、周辺システムとのデータ連携が可能です。WEB-APIによってSFAなど他システムとの連携をより簡単かつ密に行えるように進化しています。自動化にも力を入れており、全78業務をテンプレート化してすぐに業務が自動化できるRPAの提供も行っています」
最後にまとめとして、デジタル化時代に求められる基幹システムと、進化系ERP GRANDITの特長を次のように整理しました。
デジタル化時代に求められる基幹システム
- 組織を横断した経営情報の一元化
- 企業間連携を前提にしたプラットフォーム
- 生産性向上に繋がる拡張性の高いシステム
進化系ERP GRANDITの特長
- 経営情報の可視化・迅速化
- 多様なシステムの連携
- 優れた総合力と拡張性
そして、次のように述べ、本セッションを締めくくりました。
「企業のデジタル化、生産性向上に貢献できるERP、それはGRANDITです。デジタル化時代の企業プラットフォームとして、お客様とともに成長を続けます」
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2.講演:「クラウドソフトで実現!海外拠点からの情報収集の効率化」
講師:株式会社マルチブック 営業本部 主任 川畑 優太 氏
2019年、multibookの市場性に魅力を感じ、国内向けソフトウェア会社を経て株式会社マルチブックに入社。
国内では本社様の課題解決に向けて提案しながら、海外においてもアジア圏を中心に月1~2回のペースで出張し、海外子会社向け提案や海外パートナー創出にも従事。(※コロナ以前)
これまでに15か国以上の日系企業海外拠点へのmultibook導入を実現し、「本社・海外子会社の両社に寄り添った提案」をモットーに、お客様の課題解決をサポート。
講師:ベニックソリューション株式会社 GRANDITソリューションサービス部 副部長 角田 晋一朗
2007年からGRANDITビジネスへ参画。
グループ会社導入では川崎重工業グループへの導入で得たノウハウを生かし、グループ全体の課題解決・経営分析を行う共通基盤構築の提案、導入を実施。
成長し続ける企業様にとって最適なシステムのコーディネートを提案し長きにわたって貢献できるシステム構築を行ってまいります。
本セッションでは、クラウド型ERPソフトmultibookとGRANDITの連携により海外拠点管理を効率化する方法について語られました。
まず、川畑氏によるmultibookの紹介からです。
改めて、パソナのホームページから引用するかたちで、コロナ禍における海外拠点の動向を見てみました。
すると、東アジアなど早期に新型コロナウイルスを抑え込んだ地域でも、売上は約2割減、そのほかの北米や東南アジア、インドなどでは約4割減となっており、どこも厳しい状況がうかがえます。
この状況下で、撤退すべきか、進むべきか、適切な対応を取りたいという経営者は多いと言います。
次に川畑氏は、多くの海外拠点を持つ会社のシステム運用状況について語りました。
そのような会社では、「複数拠点であっても現地で利用している運用システムはバラバラ」「報告は各拠点からメールで本社に送られる」という状況であり、次のような課題があると言います。
- 知りたいときに数字を知れない
- 報告される数字のレベルがバラバラ
- 分析するために手作業での加工が必要
さらに、このような課題を解決するためには、次のようなことが必要だと言います。
- データ収集が迅速に実施できる
- データのレベルを統一することができる
- データ分析ツールとの連携が容易である
そして、これらを実現できるのが、GRANDITとmultibookの組み合わせであると紹介しました。海外拠点ではmultibookで記帳を行い、そのデータをGRANDITに取り込むことによって次のようなことが可能となると言います。
- クラウドシステム活用によりデータ収集のリアルタイム化
- 海外統一システム活用により拠点間のデータレベル統一
- データ分析ツールとの連携機能によるデータ連携の容易化
なぜ、これらのことが可能であるのか、multibookに次のような特長があるからだと言います。
1. クラウドサービス
インターネットさえあれば世界中からアクセス可能
2. 多言語・多通貨・複数帳簿
グローバル基準で利用できる
3. 本社目線での内部統制/経営管理
データの整合性が担保された正しい数字が上げられる
4. 他システムとの連携
GRANDITとmultibookの連携機能装備
5. ローカル要件にも対応
海外拠点の記帳ソフトとして利用可能
6. 充実した業務システム機能
会計だけではない、基幹業務システムとして利用可能
次に、川畑氏の解説を受けて、ベニックソリューションの角田が収集データの活用方法について解説しました。
GRANDITはBIを標準で実装していますが、他システムのデータを取り込んで、集計・分析することも可能です。 multibookはGRANDITへのデータ出力機能を実装しているため、別途開発が不要でシームレスにGRANDITにデータを送ることができます。
そのため、例えば親会社と国内子会社でGRANDITを使い、海外子会社でmultibookを利用すると、GRANDITのデータとmultibookのデータを合わせて、グループ全体のデータ集計・分析が可能になるのです。
次に、BI機能について詳しく見ていきました。 GRANDITの経営分析・販売分析の項目は、各マスタ単位で任意に設定することができます。 得意先マスタ、仕入先マスタ、商品マスタ、部門マスタ、プロジェクトマスタでは、任意の分析項目設定が可能となっています。
GRANDITのBI機能で標準提供しているレポートには、5種類の分析レポートがあり、各レポートはGRANDITのメニューから照会が可能です。さらに、誰にどこまでのレポートを見せるか、見せないかといった閲覧制限を設けることもできます。
分析レポートの1つである総合力分析では、ROE、ROA、財務レバレッジ、金額構成などが参照でき、さらに前年度との比較も可能。また、ポジショニングマップの表示や、評価と対策の表示、年度ごとの推移も参照することができます。
次にデータ活用についてです。 GRANDITには、欲しいデータを自由に取り出せる仕組みがあり、取り出したデータはエクセルの標準機能を用いて、集計・分析することができます。 例えば、商品セグメント別の売上実績や取引先セグメント別の受注推移などを集計・分析することが可能です。 また、帳票の切り口もユーザーが自由に設定することができます。帳票はひとつ作ってしまえば、データ更新によって最新のデータを取得することができ便利です。さらに、明細のデータを深掘りして参照することもできます。
管理会計のデータについても、エクセルで確認ができるため、システムを直接さわらずに、使い慣れたエクセルでデータを加工・分析することが容易にできます。
最後に本セッションのまとめです
- 国内本社、海外現地法人を含めた情報の見える化・内部統制強化・決算早期化をサポートすべく、GRANDITでは海外拠点向けクラウド型ERPソフトmultibook、および連結会計ソフトとのアライアンスを実現
- GRANDIT内では、日本国内のみではなく海外拠点の経営分析データも見ることができるようになり、連携により効率的なグローバル統合した数字の管理を可能とし意思決定の迅速化を支援します
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